育毛剤で起きるリスクは?主な原因と注意すべき成分を解説

「育毛剤に興味があるけどリスクが怖い」「副作用が心配」育毛剤の使用を検討しているもののリスクが気になって、踏み切れない人は少なくありません。
リスクについて正しい知識を持つことはとても重要です。今回は育毛剤を使用することで起こりうるリスクを原因や症状を解説していきます。

育毛剤で起こり得る症状とは

育毛剤の使用を検討するとき、気になるのが身体への影響ですよね。そこでまずは育毛剤の使用にはどんなリスクがあるのか、見ておきましょう。

育毛剤を使用すると下記のような症状が現れることがあります。

  • 初期脱毛
  • 発汗・動悸
  • めまい・頭痛
  • 腹痛
  • 吐き気・だるさ
  • 性機能の低下
  • 多毛症
  • 低血圧症

なかでも知っておきたいのが、育毛剤の使用開始3週間~1ヶ月ごろから抜け毛の症状が現れる初期脱毛です。

ヘアサイクルについて

初期脱毛について理解するために、ヘアサイクルについて把握する必要があります。
髪はヘアサイクルと呼ばれる周期を経ながら抜けては生え、抜けては生えを繰り返しています。
ヘアサイクルは「成長期」「退行期」「休止期」に分かれます。

  • 成長期 毛母細胞が分裂を繰り返す
  • 退行期 細胞の活動が弱まり、毛乳頭や毛母細胞の分裂スピードが落ちる
  • 休止期 完全に髪の成長が止まり抜け落ちる

そして育毛剤の成分のなかには、細胞に直接働きかけるものもあります。
たとえばミノキシジルは、毛母細胞の分裂を促進することにより発毛を促すものです。
成分は髪の毛ではなく、細胞に作用するため、ヘアサイクルの段階に関係なく影響は及ぶことになります。

すなわちミノキシジルの働きにより、休止期にある毛母細胞も活性化されるわけです。
すると通常よりも早く成長期に移行し、成長途中の毛が、内側から押し出されるように抜けます。
これが初期脱毛です。

つまり初期脱毛はで育毛剤が効いている証拠といえます。脱毛症状に驚いて育毛剤の使用をやめてしまう人がいますが、初期脱毛は通常3ヶ月程度で治まるので心配はいりません。

また育毛剤の成分が刺激となり、頭皮や体のかゆみなどの肌トラブルが起こることもあります。肌が弱い方や敏感肌の方はとくに注意が必要です。

さらに、血管拡張作用のあるミノキシジルや塩化カルプロニウムを使用すると血圧が下がります。
すると血圧低下に起因した発汗や動悸、めまい・頭痛といった症状が出るケースもあります。

注意すべきが性欲減退・性機能の低下といったリスクもあることです。
子作りを考えている方は、必ず頭に入れておきましょう。

症状の原因は?成分と起こりうるリスクを紹介

育毛剤の使用によりこうした症状が現れる原因について、詳しくは解明されていません。しかし育毛剤の成分が原因となっている可能性が高いと考えられています。そこで次に育毛剤の代表的な成分とリスクについて、見ていきましょう。

ミノキシジル

毛母細胞や毛乳頭細胞に直接働きかけ、細胞分裂やタンパク質合成を活発にして発毛促進します。外用薬と内服薬があり、AGA治療薬として広く使われています。男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版(以下、ガイドライン)では外服薬の推奨度はA、内服薬はDとなっています。

女性の使用は要注意です。
強い血管拡張作用をもつミノキシジルは心臓への負担も大きく、妊婦(妊娠の可能性がある場合も含む)が使用すれば胎児に影響が出るリスクがあるからです。

実際に海外では、ミノキシジルの内服が原因とみられる胎児奇形の事例が報告されています。
なおミノキシジルは製剤名もミノキシジルです。

ミノキシジルで起こり得るリスク

  • 初期脱毛
  • 多毛症
  • 頭痛
  • めまい など

血管拡張作用による血圧低下に起因した動悸やめまい、頭痛が発生することがあります。
ただし、発症頻度はさほど高くありません。
厚生労働省の調査によれば、ミノキシジルの副作用の発症例は3,072例中271例(8.82%)、378件 です。重篤な副作用も報告されていません。

比較的安全性の高い成分といえるでしょう。

フィナステリド

AGA(男性型脱毛症)に深くかかわるのが、前頭部や後頭部、側頭部、前立腺などに存在する「Ⅱ型5αリダクターゼ」です。AGAは、男性ホルモンのテストステロンが「Ⅱ型5αリダクターゼ」に結び付き「ジヒドロテストステロン(DHT)」に代わることで発症するといわれています。
フィナステリドは、Ⅱ型5αリダクターゼがDHTに代わるのを阻害し、脱毛を防ぎます。

女性の使用は禁忌

ただ、フィナステリドは女性の使用は認められていません。
女性が使うとホルモンバランスが乱れ、胎児への影響や体調不良につながるリスクがあるからです。

製剤名はプロペシア

フィナステリドは成分名で、製剤名はプロペシアです。2005年10月に厚生労働省の認可を受け、フィナステリド製剤のプロペシア錠が、同年12月に初めて日本で販売されることになりました。フィナステリド製剤は内服薬のみです。ガイドラインでは推奨度はAとされています。

フィナステリドで起こり得るリスク

  • 性機能障害
  • うつ
  • 射精障害 など

射精障害や性欲減退、精液減少といった性機能障害が起こることがあります。
因果関係ははっきりしていませんが、フィナステリドが男性ホルモンに作用するためと考えられています。

デュタステリド

デュタステリドはもともと日本では「アボルブ」として前立腺肥大の治療薬として用いられていた薬です。ところがAGA患者に対してフィナステリドと同様の効果が見られたため、AGA治療薬としても開発・承認されました。

フィナステリドが主にⅡ型の5αリダクターゼを抑制する働きをするのに対し、デュタステリドはⅠ型・Ⅱ型のどちらも抑制すると考えられています。

女性の使用は禁忌

デュタステリドはフィナステリドと同じく、男性ホルモンに働きかけて脱毛を予防する成分です。そのため女性の使用は原則認められていません。

製剤名はザガーロ

製剤は内服薬のみで、ガイドラインでは推奨度はAとされています。デュタステリド製剤には、ザガーロやデュタスなどがあります。

製剤名はザガーロ

  • 男性機能の低下
  • 気力の低下
  • うつ症状 など

フィナステリドと同じような症状が現れることがあります。

塩化カルプロニウム

塩化カルプロニウムの作用機序はミノキシジルに近く、血管拡張作用により、発毛を促進します。
ミノキシジルが細胞を刺激し、血管そのものを増殖させて血流を促するのに対し、塩化カルプロニウムは血管を拡張することで血流促進すると考えられています。

製剤はアロビックス

外用薬のみで、製剤はアロビックスなどがあります。ガイドラインでは推奨度は「C1」となっています。

塩化カルプロニウムで起こり得る症状

  • 全身発汗
  • 悪寒
  • 吐気
  • 刺激痛 など

使用成績調査などの調査がまだ実施されておらず、リスクについて詳しくは判明していません。

リスクが心配な方の育毛剤の選び方

リスクが心配な方の育毛剤の選び方について紹介します。

自分に合った成分配合のもの

自分の体質や肌質にあったものを選ぶことが重要です。たとえば爽快感を出すためによく配合されるメントールは、脂性肌の方にとっては問題ありません。

しかし、敏感肌の方や乾燥肌の方にとっては刺激になるケースがあります。また抗炎症成分が配合されていることはアレルギー体質の方にとっては重要ですが、普通肌の方にとっては必ずしも重要とはいえないわけです。

医薬部外品のもの

医薬品は高い効果を得られる反面、リスクも高い傾向にあります。対して医薬部外品は効果が緩やかな一方比較的安全性は高いといえます。

まとめ

今回は育毛剤を使用することで起こり得るリスクについてご紹介しました。少し不安になった方もいらっしゃると思いますが、リスクを理解して育毛剤を選ぶことはとても重要です。理想の自分を求めて使用した結果、健康に害を及ぼしては本末転倒です。

最後に本サイトがおすすめする育毛剤3選をご紹介いたします。他製品で思ったような結果にならなかったかたや、育毛剤をはじめて使用する方は、ぜひ参考にしてください。

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